好きなことを仕事に今を生きるヒントの見つけ方♡「Elliy&J」の恵理さんにインタビュー!

By Natsumi Kurata

好きなことを仕事にする生活への憧れがある人は多いのではないでしょうか。どうしたら憧れを叶えることができるのか?このインタビューの中には”そのヒント”がたくさんあります♡

「好き」を仕事に情報過多な今を生きている、ミレニアル世代の恵理さんへインタビュー。

インタビューを、はじめる前に


恵理さん:お役に立てるか不安です

倉田:とてもテーマに合っているんです。メディアのコンセプトに、「これからサステナブルなことにチャレンジしていきたい」「普段、何気なくやっていたことが実はサステナブルだった」ということに気付かせてあげたい、その選択を増やすお手伝いをしたいという思いがあるので。

素敵なランジェリーを身につけるって自分を究極に愛している、自分のための素敵な選択。恵理さんの活動はまさに!なんです。では早速、お願いします。

 
 
 
 
 
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ハンドメイドランジェリー「Elliy&J(エリーアンドジェイ)」

恵理さん:Elliy&J(エリーアンドジェイ)でハンドメイドランジェリーを作っています。

オンラインの販売がメインで、お客様からオーダーを受けてからひとつひとつ制作しています。締め付けない下着作りを始めてから5年経ちました。本当にあっという間の5年間でした。

倉田:ランジェリーを作ろうと思ったきっかけはなんですか?

恵理さん:締め付けない下着を使っていました。ふんどしパンツです。

倉田:ふんどし…!?

恵理さん:はい、10年くらい引きこもりで何もできない時期があったんです。うつとかの薬を飲んでいたのですが、断薬をしたことで体の調子がよくなりました。日常生活が普通に送れるようになったんですね。薬って長く飲むものじゃないなとわかったんです。人間の体が本来持つ力はとてもパワフル。その力をしっかり育てていきたいなと思い、体に入れるものや身に着けるものを、できるだけ自然素材のもので揃えるようになりました。その後、オーガニックアイテムを販売する仕事についたことをきっかけに、意識がそういう方向に向いていた。

そんな中、テレビで男性のふんどしがブームというのを見ました。睡眠の質がすごくよくなるアイテムとして紹介されていて。当時、私の睡眠の質はあんまりよくなかったので、すぐに情報を集めました。調べていくうちに、女性用のふんどしもあるということがわかったんです。

ふんどしとの出会い

倉田:女性用のふんどしって、どんな着心地ですか?

恵理さん:ふんどしと聞いてイメージするような、四角いタイプのものではなくて…コットンの紐パンみたいなもので、ゴムや肌に触れる余計なものがないんです。初めて履いた時にめっちゃくちゃ感動して。今まで感じたことのない解放感があって、「こんなに気持ちいいんだなぁ」って、すごく楽な気持ちになれたんです。翌日には買い足しに行っていました(笑)

どんどんふんどしの魅力にはまっていって。色々なデザインのものを探しているうちに、ハンドメイドで作っている人も見かけるようになりました。そろそろ転職したいなと思った時に、私もランジェリーを作ってみようと思ったのがきっかけです。なんとかなるだろうという気持ちで飛び込んで、最悪やめてもいいやと思いました。

倉田:”好き”に対するパワーを感じますね。

恵理さん:自分の好きなことを仕事にして、自分のペースで働くということに兼ねてから憧れていたので、自分の感じるままに飛び込んだという感じですかね。

 
 
 
 
 
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”こだわり”や”好き”を込めた、わがままなランジェリー

倉田:その強い想いはランジェリー作りにも影響していますか?

恵理さん:自分が1回着てみて、いいなと思うものを作りたい。最初は、ナチュラルで体にいいものを…というところから入ったので、ゴムは体に当てちゃいけないと思っていました。でもそうすると自分が作りたいものとはちょっと違う。作りたいデザインとは違うものになっていくんです。

普通のランジェリーと体に優しいのと両方合わせて自分がつけていいなと思ったものを商品化する。テンションの上がるものやいいとこどりしたものを作りたいと思いました。

倉田:着心地も大事だけど、見た目も可愛くしたい…、”わがままランジェリー”って感じでかわいいですね。

 
 
 
 
 
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恵理さん:作っていてもすごく楽しい部分です。かわいいものを作るのはモチベーションもあがるし、本当に楽しい。一番楽しいのは、新しいデザインを作っている時です。購入してくれたお客様からレビューをもらった時はダブルでうれしい。自分で好きなことをやっていて、こんな楽しいことさせていただいているのに購入してくださって、素敵なご感想をいただけるのはとてもありがたいことですし、ショップのレビュー欄や、SNSのDMを送ってくださったり、イベントで実際に会った方が想いを伝えてくださったり…とても幸せな時間です。

ポップアップという時間で知る、人それぞれの体の事情

倉田:10月1日(土)〜 10月2日(日)までポップアップ開催期間でしたよね?

 
 
 
 
 
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恵理さん:はい。普段だと、オンラインがメインになるのでどんな方が購入してくださっているのかわからないんです。名前だけの情報でお客様を想いながら制作しているのですが、ポップアップを通して購入背景を知ることができて、一人一人と話している時間が本当に宝物だなと思いました。

体の事情は人それぞれ違うので、ゴムの入ったものを履けないという理由から締め付けない下着を探しているという方や、体に特別な事情を抱えていても、その事情を理由に好きなものを妥協したくないという、根っからのランジェリー好きな方など…とにかく刺激的な時間でした。

倉田:ランジェリーだと、アクセサリーや洋服などのハンドメイドとは違って、お客様が着用されている情報が見えないですよね。だからこそ、そういう時間を作ることに価値があるんですね。

恵理さん:そうですね、ポップアップでモチベーションがまたあがりました。

好きなことを仕事にするためのヒント♡

画像提供:Elliy&J

倉田:素敵ですね!恵理さんのように好きを仕事にしたい、自分の好きを作りたいと思う人って多いと思うんです。そういった方へのメッセージをいただけないでしょうか?

恵理さん:ぶっちゃけていうと楽しいことばかりではない。作っている時間や、ご購入していただいた方と過ごす時間は本当に楽しいんです。ですが、情報社会の中で自分を見失いそうになってしまったり、迷うこともあります。そういう時に自分がどうしたいかを、自分で決めて、自分でやっていかないといけない。それを毎回、自問自答してみて、自分で考えて進んでいくのが一番大事だなって感じます。

結局は自分の中に答えがある。自分の中の価値観や、どうなりたいか?進んでいくと色々な壁があるんですけど、自分の中に1本決めたものはブレずに進んでいかないといけない。

倉田:自分の好きを信じる力が大切ですね。

恵理さん:あとは、とにかくマイペースに。時代の流れがとても早く進んでいるように感じるし、頑張っている方も本当に多い。だからこそ流されないように、自分のペースを大事に進んでいくことを大切にしたいです。

情報過多なSNSとの向き合いかた

画像提供:Elliy&J

倉田:今まさに、この記事を読んでくれている方々はZ世代、ミレニアル世代で、情報過多な世の中を生きている。気を抜けば自分を見失いそうになる時代の中で、恵理さんのように自分のペースで生きていくコツはありますか。

恵理さん:私も皆さんと同じで模索しているところです。(笑)
SNSも当たり前の時代。ぶっちゃけ辞めたいです。SNSをやらずにこの活動を続けるにはどうしたらいいか考えている最中です。Instagramも、TikTokも、YouTubeも、たくさんインプットできるんですけど、私はインプットではなくて、アウトプットする立場になろうと思っています。SNSはアウトプットをする場所にしよう、と。見ていると比較して苦しくなることもあるので、使い方を考えつつ切り替えてやっていこうと思っています。

Elliy&Jとサステナブルな選択

 
 
 
 
 
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倉田:SNSアウトプット化の他にも、今後やりたいことはありますか?

恵理さん:ずっとやりたかったことがあって。着なくなった服をランジェリーにしたいです。着なくなったけど、捨てられないものってあるじゃないですか。デザインは気に入っているけどサイズが合わないとか、素材が気に入らないとか。でも捨てたくないもの。例えばその服を表地に使って、裏地にはコットンやシルクなど天然素材を使う。素材は新しいものを使って、表の見える部分は思い入れのある古いものを使う。そうすればお気に入りのものを、まだまだ使うことができるので。

リボンの代わりに感じる、素敵なショッピング体験

倉田:最近ラッピングを変えたとおっしゃっていましたよね。よりサステナブルになりましたか?

恵理さん:最初はリボンをかけて見た目を重視してやっていたんですが、地球環境のことを調べたことをきっかけに、過剰梱包をできるだけやめたいなと思うようになったんです。それでまず、ビニールで包むのをやめてみました。大事な商品が濡れてしまうと困るので、発送手段は手渡しにしました。私一人がそこを意識したところで何かが大きく変わるわけではないだろうなと思いつつも、この行動で、少しでも皆さんが意識するきっかけになったらいいなと思っています。

 
 
 
 
 
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倉田:購入者の立場から聞くと、自分の好きなものを買うっていう自己満足だけではなくて、地球のためにも優しい自己満足ってすごくいいですね。

恵理さん:開けたときのワー!っていうのは、もしかしたらないかもしれないんですけど。自分がネットとかで何か購入した時に色々なものが入っているとほとんど捨てるだけだから、いらないなと思いました。商品が一番、大事。

倉田:込められている愛の大きさが違うのが、サステナブルな商品だなと思いました。とても良いショッピング体験になりますね。ありがとうございました。

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